どんぐり倶楽部の良質の算数文章問題を使った時間を、年長さんと一緒にやってみようと思います。
わくわく子どもえんの、小学校になる準備は「読み書き計算」ではありません。
わくわくっ子はわくわくでの暮らしの中で、日々体感を通してたくさんのことを学んでいます。
図鑑を知らなくても、どの草が食べられて、どの木に美味しい実がなるかを知っています。
絵本を自分で読めなくても、さむいさむい冬や、 夏の日の太陽の眩しさをおとな以上に感じることが出来ます。
天氣予報なんて知らなくても、雨が降りそうな空の様子も、台風の風の強さ、海の波のすごさも分かっています。
大人数の集団の中にいなくても、誰かに意地悪された時の氣もち、 だれかを仲間外れにする時の氣もち、殴り合って引っかき合ってけんかする氣もち、 勇氣を出して仲間に入れてもらう氣もち・・・いろんな氣もちを思う存分味わっています。
日々を味わう感味力はばっちり。
そうやって吸収してきた体験と言葉を年長さん(6歳)の時期に、 今度は思考に使えるものへと移行させていきます。
算数の文章問題を絵に描いていきながら、 オリジナルのイメージを使って、思考の回路をえっさえっさと楽しみながら掘り出していくのです。
わくわく子どもえんの魅力は、子どもの体験をおとなが先回りして奪わないこと。
このお絵かきTIMEでも、教えることは一切しません。指示も指導もありません。 その子が自分で思考の回路を見つけ出していくのをお手伝いするだけなのですが、 とっても大切で貴重な時間になると思います。
とにかく、毎日自然の中で遊んで遊んで遊びきってるわくわくっこたちを、 一生の財産となる宝箱をまた一つ持たせて送り出せたらいいなと思っています。
わくわく子どもえんの新しい一歩、楽しみです。