昨日もみんな、しっかりとどんぐりの準備をして待ち構えてくれていました♪ いつもみんなの絵がとっても素敵です。 こたえに繋がる質問にとどり着く前までのお話の世界を、 たっぷりと楽しむ子もいます。 こたえに繋がる質問がどう来るのかを、気にしながら書いている子もいます。 こたえに繋がるかどうかが分からないと、書き進まない子もいます。 みんないろいろです。 どんぐりが目指すところは「絶対学力」の獲得。 どんぐりで言う「絶対学力」は「人生を楽しく生きていく力」のことです。 どんぐり問題は算数の文章問題の形をしているので正解というゴールはあるのですが、 そこが正解か不正解かはどうでもよくて、 まずはゴールまでの道のりをどう進んで行けるかに着目します。 目標達成よりも、 その過程を楽しめているのかどうか。 日々の探険に行った時に、 目的地に着くことだけに氣がいって、 「まぁだ〜? ねーまぁだ〜?」って進んでいくのと、 目的地は分かってはいるけどその途中も楽しんで進んでいくのとでは、 おなじ時間の味わい深さが違います。 わくわくっこは、どんぐりの答えを目標にするよりも、 その過程を楽しみます。 昨日の問題では、 “うさぎのお弁当やさん”というキーワードが出ただけで、 「うさぎが大事よねぇ」 「お弁当にフルーツいるかなぁ」
「うさぎの背中にお弁当乗せたら良くない!?」 と、どんどん世界を広げていく子もいました。 そんな子どもたちから教わることがいっぱいです。 私たちおとなは、「出来る」ことを目標にしすぎていないか。 「ご飯食べる時にお行儀よく食べられる」やら、「着替えは自分でできる」やら、
「靴は自分で履ける」やら、「おしっこやうんちはちゃんとトイレで出来る」やら・・・。 もちろん、その子が困らないようにと思っての、 おとなの大切な氣もちではあるんだけど・・・。 その「出来る」を優先しすぎて、 出来るまでの過程をすっとばしてサポートしすぎてはいないか。 「出来る」ことを優先しすぎて、その子の感情を無視していないか。 「出来る」ことを優先しすぎて、 出来たことを、必要以上に評価していないか。 そして何より、自分が日々の過程を、 暮らしのひとつひとつの瞬間を楽しめているか。 そんなことも考えさせられる、どんぐりの時間です。 成長していくのは子どももおとなも一緒に・・・ですね。 どんぐりスタッフより ************** どんぐりについて わくわく子どもえんでは、 年長さんになったら、どんぐりの時間やアートの時間という、 他の子たちが休憩(お昼寝)をしているあいだに行う特別な時間を設けています。 どんぐりの時間は、
オトナの言い方をすると“算数問題”が、 文章形式になって書いてあります。 その問題のこたえを探しながら それぞれがそれぞれの味わい方でたのしんでいく、というものです。 例えば・・・ くしだんごがだいすきなだるまさんがいます。 7ほんのくしだんごをおだんご屋さんで買いました。 ひとつのくしだんごには3つのおだんごがささっています。 だるまさんはいくつのおだんごを食べるのでしょう? こんな感じの問題です。 オトナの言い方をすると、 7(本)× 3(つ)= 21 21個!となるところかも知れませんが、 子どもたちは、
だるまさんの形が氣になりはじめたり、 おだんごが、ヨモギなのか、それともみたらし団子なのか・・・ 大きさは3つとも一緒かなぁ? だるまさんはお団子ずきだからとても太っているんじゃないか・・・
などなど、子どもによっていろんな過程を味わいます。
子どもたちは、九九(クク)を知らなくても問題を楽しめるんですね。 **************